●パソコン利用が快適になると思う理由
(1)テキストファイル(txt)はメモがわりに色々な場面で使います。そのとき用途によって,背景色を変えたい,文字寸法を変えたい,画面寸法を変えたい,とファイルを開いたときに思います。これがメモ帳で出来たら快適です。(2)メモのファイルは沢山できてパソコン上で混雑状態です。それを一カ所に登録できて,ファイル説明文を記載できて,その行をダブルクリック[WC]して表示できたら快適です。また[日本語Url]も登録でき一発[WC]してWebサイトを表示できたら,amazonも楽天もモノタロウも便利に利用できて快適と思います(関連サイトをよくメモ添付のため)。
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●PSHメモ帳の概略説明
◎私の思いはさておき、PSHメモ帳の起動画面を次の図1に示します。各メニュとマウス[右釦]メニュをその次の画面図2に示します。Windowsメモ帳でよく使うコマンドは大体組込んでいます。PSHメモ帳の本体は基本編[2.7]をご参照ください。起動画面は起動ファイル(bat)の[TopPage]で次の内容を表示しています。- 3行目:ダブルクリック[WC]の行、マウス右釦の機能
- 1)~7)の行:PSHメモ帳の機能概要説明
- PSH短文ファイル登録⇒[WC]して利用する例
- 管理フォルダ登録⇒[WC]して管理する例
- PSHファイル登録⇒[WC]して起動する例など
図1起動画面
◎この記事の内容をPSHメモ帳に組込むには,下記の[List2.8.1]を次のファイルにコピー操作してファイルを作成し基本編[2.7]で作成のフォルダ[wGuiPsh2]に移動ください。
★注:Windowsメモ帳で[名前を付けて保存]とのき文字コード[ANSI]設定が必要です。
[List2.8.1]-->[wndPshPrg201_add.ps1] 新規ファイル
◎PSHメモ帳のファイル構成を次に記載します。
[wGuiPsh2]
+wPshMemo201.bat 起動ファイル[2.7]
+wndPshPrg201.ps1 PSHメモ帳本体[2.7]
+wndPshPrg201_add.ps1 今回ファイル
★注:PSHメモ帳はテキストファイル(txt)の文字コードにANSIを使います。他のテキストファイルをPSHメモ帳で利用する場合,Windowsメモ帳で[ANSI]設定保存する必要があります。(1)快適処理1:
利用テキストファイルに,背景色,文字寸法,画面寸法を指定できる。起動画面の次の行(ファイル登録行)をダブルクリックすると図3が表示されます。その1行目の各項を変更して,メニュ[FILE保存]を押下すると指定変更できます。
&FSet& wndPshTxt201.txt ##★[WC] 基本編のPSH登録窓
!# @BakColor:#f5deb3 @FntSize:18 @WndSize:800,440 ⇒[File保存]
(2)快適処理2:
ファイル/フォルダ管理や,Webサイト登録⇒ダブルクリック[WC]表示ができます。
◎ファイル/フォルダ管理
- 起動画面の次の行(フォルダ登録行)を[WC]すると図4の新規画面(下)が表示されます。
&FSet& $HOME\Desktop\wGuiPsh2 ##★[WC] wGuiPsh2フォルダ管理
- マウス[右釦]->[ツール]->[Dir/File取得]を押下するとファイル名が取得でき,図4の中央画面になります。その後[##]コメントを記載しメニュ[File保存]を押下してファイル管理します。
- フォルダやファイルをダブルクリックするとWindows10登録の処理が起動します。
◎背景色,文字寸法,画面寸法を変更したい場合,1行目を修正します。
◎[TopPage]に登録しなくてもフォルダをドラッグ&ドロップでOKです。
◎TXTファイルをPSHメモ帳で開くときは[&FSet&]をファイル名の前に付加します。
◎Webサイト表示
「Help操作説明」画面を参照ください。例として次の行を[WC]するとサイト表示します。
![WC]日めくりカレンダ; "https://www.himekuricalendar.com/" ##★[WC]
◎「Help操作説明」画面に記載の処理ができます。この画面は[Help]->[Help操作説明]で表示できます。
●コマンドやアプリの簡単登録
◎今回,追加機能として次のコマンドを追加しています(図2参照)。追加方法は,今回作成の[List2.8.1]-->[wndPshPrg201_add.ps1]のソースを参考にしてください。- [ファイル]..[<Add編集>][再起動][電源OFF][スリープ]
- [ツール1]..[wndPshTxtShort201.txt]内の短文PSHを2件
- [ツール2]..導入編[1.2] winコマンドの4件
- [Help]に、[背景色サイト] [HELP操作説明]などいろいろ6件です。
図3 TXTファイル(.txt)の背景色、文字寸法、画面寸法の設定

図4 フォルダ管理(!readMe.txt)の利用例下画面:最初にフォルダアクセス時
- 中央画面:マウス[右釦]->[ツール]->[Dir/File取得]
- 上画面:[##]コメントを記載した例

●[Help]->[Help操作説明]と各メニュ説明
◎[Help操作説明]1.1)1行目 [#! @BakColor:#F0E0C0 @FntSize:14 @WndSize:1080,740]で指定する。
- 背景色..[@BakColor:#F0E0C0]で指定(背景色ページ参照)
- 文字寸法..[@FntSize:14]で指定
- 画面寸法(幅,高さ)..[@WndSize:1080,740]で指定
2.2)[&&&]行:継続起動で,このアプリとして起動し関数(dbg/MsgBox)など利用可能です。
2.3)[;]行:行連結。[&]行の次の[;]行を連結し[&][&&][&&&]行での各種処理を実行する。
2.4)[>]行:DOS窓表示でCMDを起動し,[>>]行:窓無しで起動する。
2.5)[> cd Dir名]行で指定フォルダへ移動し,[TopPage]表示で元のフォルダへ戻る。
3.1)[&FSet& File名]行:ファイル名を設定し[WC]で表示/編集し[File保存]で保存する。
注.[TopPage]は,[ファイル]->[TopPage]編集から編集する。
3.2)[&FSet& Dir名]行:フォルダ管理として次の処理をする。
- フォルダへ移動し[!readMe.txt]を仮生成する([File保存]押下で保存)。
- マウス[右釦]>[ツール]>[Dir/File取得]でフォルダ名/ファイル名を取得し[##]コメント記述して管理する。
- [フォルダ/ファイル]行をダブルクリックでexplore又はファイルを起動する。
4.2)[&& Start 'Http:xxxxxxxxxxxx' ##コメント]行で指定Webサイト表示する。
5.1)ファイル(txt)を窓に[D&Drop]でファイル表示/編集/保存する([FILE保存]押下)。
5.2)PSHファイル(ps1)を窓に[D&Drop]でPSHファイルを起動する。
5.3)フォルダを窓に[D&Drop]で、3.2)項のフォルダ管理処理をする。
6.1)TopPage/PshFile/AddFileは[ファイル]から次のメニュで編集する。
- [TopPage編集].起動batファイルの編集
- [Psh編集].....PSHメモ帳アプリの編集
- [Add編集].....追加機能の編集
- [File再読取]..ファイルを再読取する(編集内容のキャンセルで利用)。
- [File保存]....ファイルを保存する。
- File読取[窓]..Windows読取窓からファイル読取する。
- File保存[窓]..Windows保存窓からファイル保存する。
- 再起動....パソコンを再起動する。
- 電源OFF...パソコンを電源OFFする。
- スリープ..パソコンをスリープ状態にする。
◎[File保存]..窓表示のファイル(txt)を保存します(Y/N確認窓あり)。
◎[explorer]..現在のフォルダ位置でexplorerを起動します。
◎[Fileメモ帳]..窓表示のファイル(txt)をWindowsメモ帳で開きます。
◎[編集]メニュ説明
- [元に戻す]..直近の編集操作を元に戻します。
- [コピー]...選択文字列をクリップボードにコピーします。
- [張付け]...クリップボードの文字列を張付けします。
- [カット]...選択文字列を削除しクリップボードにコピーします。
- [検索窓]...検索窓を表示し検索処理します(導入編[1.3]参照)。
- [Dir容量表示]..フォルダ名を入力指定し容量表示します(基本編[2.4]参照)。
- [DirのTree表示]..フォルダ名を入力指定しツリー表示します(同上)。
- [電卓]...左記のWindowsツール機能を起動します。
- [画面コピー]..同上(導入編[1.2]参照)。
- [Win設定].....同上。
- [コントロールパネル]..同上。
◎マウス[右釦]メニュ説明
- [ツール]->[Dir/File取得]
- [ツール]->[Dir/File取得:再帰]
- [ツール]->[年月日時間取得]
●こぴぺ[List2.8.1] PSHメモ帳の拡張機能登録[wndPshPrg201_add.ps1]
背景サイト修正-->背景色ページ
##V1.00 2024/0830 by ryu
##●●[PSHメモ帳]拡張機能ファイル(その1)
##★[ファイル]釦メニューに追加
$global:szMnBas=$szMenu1;
(ssDMnMSet "[<Add編集>]" ).add_Click({ & $szEditor $fladd });
(ssDMnMSet "----").add_Click({;});
(ssDMnMSet "再起動" ).Add_Click({ Restart-Computer -Force });
(ssDMnMSet "電源OFF" ).Add_Click({ Stop-Computer -Force });
(ssDMnMSet "スリープ" ).Add_Click({ [Application]::SetSuspendState(0, $false, $false) });
##★新規登録[Menu9]
$szMenu9=(ssDMnMenu "[ツール1]" );
(ssDMnMSet "Dir容量表示" ).add_Click({ $zcc0=ssDirVol(1); (ssPshAct 0 $zcc0); });## [0][&]行処理
(ssDMnMSet "DirのTree表示").add_Click({ $zcc0=ssDirVol(0); (ssPshAct 0 $zcc0); });## [0][&]行処理
(ssDMnMSet "[----]").add_Click({;});
(ssDMnMSet "[----]").add_Click({;});
##★新規登録[Menu10]
$szMenu10=(ssDMnMenu "[ツール2]" );
(ssDMnMSet "[電卓]").add_Click({ calc.exe });
(ssDMnMSet "[画面コピー]").add_Click({ SnippingTool.exe });
(ssDMnMSet "[----]").add_Click({;});
(ssDMnMSet "[Win設定]" ).add_Click({ start ms-settings: });
(ssDMnMSet "[コントロールパネル]").add_Click({ control.exe });
(ssDMnMSet "[----]").add_Click({;});
##★新規登録[Menu11]
$szMenu11=(ssDMnMenu "[ツール3]" );
(ssDMnMSet "[----]").add_Click({;});
##★新規登録[Menu12]
$szMenu12=(ssDMnMenu "[Help]" );
(ssDMnMSet "[背景色]" ).add_Click({ start "https://ryupapa008.blogspot.com/p/blog-page_6.html" });
(ssDMnMSet "[Web:PSHサイト]").add_Click({ start "https://forsenergy.com/ja-jp/windowspowershellhelp/html/7908faf0-0e08-443d-8060-aac911e5a7e0.htm" });
(ssDMnMSet "[Psh短縮Cmd]").add_Click({ start "https://mseeeen.msen.jp/research-powershell-command-alias" });
(ssDMnMSet "[----]").add_Click({;});
(ssDMnMSet "[----]").add_Click({;});
(ssDMnMSet "[Web:Psh入門]").add_Click({ start "https://step-learn.com/article/powershell/index.html" });
(ssDMnMSet "[HELP操作説明]" ).add_Click({ MsgBox $szHelp "1140,780" });
(ssDMnMSet "[<Add編集>]" ).add_Click({ & $szEditor $fladd });
(ssDMnMSet "[----]").add_Click({;});
##★機能追加2(ユーザ予備)
$fladd2=$szTool.replace(".ps1","_usr.ps1"); if( Test-Path $fladd2 ){ . $fladd2; };
##★Dir容量表示(PSH短文より組込み[0]Tree表示、[1]Dir容量表示)
function global:ssDirVol($zcmd){ $zcc0= '$zDir=Read-Host "[DIR名]= "; if($zDir -eq "" ){ $zDir=(pwd); }; echo "[Dir] $zDir" ;'
if($zcmd -eq 0){ $zcc0+='tree $zDir /f ;'; }
else{ $zcc0+='$zlist =dir $zDir -Directory |%{ [PsCustomObject]@{ "Name"=$_.Name; "Size"=(dir $_.FullName -File -Recurse |measure -Sum -Property Length).Sum }; };
$zmes =$zlist |measure -Max -Min -Property Size; $zlist |%{ [PSCustomObject]@{ "Name"=$_.Name; "Size"=( ([int]$_.Size).ToString("#,#") ).PadLeft(16);
"Graph"=("*" * [int]($_.Size/($zmes.Maximum)*10)); }; };'; };
return $zcc0;
};
##★【HELP】画面の登録 ####################################################
$szHelp="【操作説明】
----
(1.1) TXTファイル1行目: [!# @BakColor:#F0E0C0 @FntSize:14 @WndSize:1080,740]で指定する。
1)背景色は[@BakColor:#F0E0C0]で指定する。背景色の値は関連Webサイトを参照ください。
2)文字寸法は[@FntSize:14]で指定する。
3)画面寸法(幅,高さ)は[@WndSize:1080,740]で指定する。
----
(2.1) [&]行:①窓有りでPSH起動する。 [&&]行:②窓無しでPSH起動する。
(2.2) [&&&]行:③継続PSH起動する。PSHメモ帳アプリとして動作し内部関数(dbg/MsgBox)等を利用可能です。
(2.3) [;]行:④&行の行連結。[&]行開始の次の[;]行を連結し、[&]行に対応する各種処理を実行する。
(2.4) [>]行:①窓有りでDOS-CMD起動する。 [>>]行:②窓無しでDOS-CMD起動する。
(2.5) [> cd Dir名]行で指定フォルダへ移動する。[TopPage]表示で元のフォルダへ戻る。
----
(3.1) [&FSet& File名]行:⑤TXTファイルのFile名を設定する。また窓表示/編集し[File保存]で保存する。
注.[TopPage]は、[ファイル]->[TopPage]編集から編集する。
(3.2) [&FSet& Dir名]行: フォルダ管理処理として次の処理をする。
1)フォルダ内に[!readMe.txt]ファイルを作成し、そのフォルダへ移動する。
2)マウス[右釦]>[ツール]>[Dir/File取得]でフォルダ/ファイル名を取得し、[##]コメント記載で管理する。
3)[フォルダ/ファイル名 ##コメント]行をダブルクリックで、explore又はファイルを起動する。
----
(4.1) [!コメント; `"Http:xxxxxxxxxxxx`"]行で、指定Webサイト表示する。
(4.2) [&& Start `"Http:xxxxxxxxxxxx`" ##コメント]行で、指定Webサイト表示する。
----
(5.1) explorerからTXTファイルをGui窓に[D&Drop]で、⑥ファイル(.txt)の窓表示/編集/保存する(FILE読取/FILE保存)。
(5.2) PSHファイルをGui窓に[D&Drop]で、⑦PSHファイル(.ps1)を起動する。
(5.3) フォルダ(Dir)をGui窓に[D&Drop]で、(3.2)項のフォルダ管理処理をする。
----
(6.1) TopPage/PshFile/AddFileは[File]から以下サブメニュで編集する。
[TopPage編集]...起動batファイル(TopPage)の編集
[Psh編集].......このメインプログラムの編集
[Add編集].......追加機能ファイルの編集
";
[ wndPshPrg201_add.ps1 ]
●こぴぺ[List2.8.2] 追加のユーザ機能登録例[wndPshPrg201_usr.ps1]
##V1.00 2024/0830 by ryu
##●●[PSHメモ帳]拡張機能ファイル2
##★$szMenu11=(ssDMnMenu "[ツール3]" );に追加
$global:szMnBas=$szMenu11;
(ssDMnMSet "[----]").add_Click({;});
(ssDMnMSet "[----]").add_Click({;});
##★コンテキ追加
$global:zzSrp=$zzSrp0;
(ssRBtSMnu "SubTest" ).add_Click({;});
##★コンテキ追加
(ssRbtMenu "ManTest" ).add_Click({;});
●補足説明(ソースコード)
次にPSHメモ帳の拡張機能をカスタマイズするときの参考ノウハウを記載します。◎[ファイル]釦メニューに追加するときは[$global:szMnBas=$szMenu1;]行の後に次の行を記述して追加の処理関数を登録します。
[登録] (ssDMnMSet "処理名称" ).add_Click({ [処理関数又はコマンド] });
◎[編集]釦メニューに追加するときは[$global:szMnBas=$szMenu4;]行を記載の後に上記の処理関数を登録します。
◎[ツール1/2/3][Help]釦への処理関数登録
[登録] (ssDMnMSet "処理名称" ).add_Click({ [処理関数又はコマンド] });- [ツール1]釦への追加->[$szMenu9]代入行の後
- [ツール2]釦への追加->[$szMenu10]代入行の後
- [ツール3]釦への追加->[$szMenu11]代入行の後
- [Help]釦への追加->[$szMenu12]代入行の後
◎[右釦]へのメニュ追加は次の行を記述します。
[登録] (ssRbtMenu "処理名称" ).add_Click({ [処理関数又はコマンド] });
◎[右釦][ツール]への追加は[$global:zzSrp=$zzSrp0;]記述行の後に次の行を記述します。
[登録] (ssRBtSMnu "処理名称" ).add_Click({ [処理関数又はコマンド] });